些末なこと

何の役にも立ちません

デザフェスに行ってみたこと

突然思い立って、初めてデザインフェスタに行ってみた。お目当ての方以外にもツイッターで見かけて良いなと思っていた作家さんのブースに立ち寄れたり、実際に作品を描いている場面を見られたり、音楽フェスなみにフードが充実していたり、とても面白かった…

夜泣きのこと

最近涙腺がばかになっていて、悲しくても嬉しくてもすぐ泣くし、ちいさな子どもが健気に頑張っているだけで涙が止まらないし、道端とか職場とかでもあれこれ思い出し泣きしてしまってまずいのだけど、よくよく観察していると電車の中や道行くひとで泣いてい…

M3に行ったこと

M3に行ってきました。音楽の即売会。行くのは4回目だけど、回を追うごとに人が増えている気がする。人酔いするわ暑いわで歩いているのがやっとで、知り合いのブースは半分もまわれず、もちろんジャケ買いなどできるはずもなく、誰かがどこにいるというツイー…

染みと傷のこと

不義理をされたと感じたとき、相手に悲しかったよ、とはなかなか伝えない。いい人ぶっているというより、大人はだいたいそうだと思う。そんなことがあったなというのを呑み込んで、何事もなかったような顔で(できない時もあるけど…)付き合いは続いていく。で…

フェイスブック辞めたこと

フェイスブックは退会できないと聞いて諦めて放置していたのだけど、アカウントの停止なら出来ると知ってようやくやめられた。通知のメールも来なくなってとてもすっきりした。プライベート自慢も界隈アピールも謎の自撮りもデタラメな文章も場合によっては…

つくりたいもののこと

いつからか暗いところが怖くなくなった。昔は暗い部屋にひとりで行ったり、夜の路地を歩いたりすることにいちいち怯えていたのに。多分見えない何かを怖がるよりも優先したいことが増えたからなんだと思う。 JAMの「そばかす」に出てくる「暗闇を怖がるよ…

好きな人のこと

誰かの好きなものを例え好きになれなくてもその人を好きでいられるのって、当たり前のことだけどいいなと思う。感性が似てるのも嬉しいし、違う部分もあると世界が広がって楽しい。 友人と美味しいパエリアを食べに行った(鶏とウサギの…。初めて食べるウサギ…

あざといこと

あざといのって嫌だなと思い、でもあざとさという言葉自体はちょっと好きで、なんとなく改めて意味を調べてみたら「やり方があくどい」「小利口である」と一緒に「思慮が浅い」が並んでいてはっとした。小利口なのと浅はかなのは一見遠い気がしたけど、考え…

お香典と同期のこと

お香典を渡すときはいつも、こんなはした金でなんの慰めになるだろう、渡すことでかえって傷つけてしまうんじゃないか、自分がいい人ぶりたいだけなんじゃないか、でも渡さずにいるのも思いを寄せていることが伝わらないかもしれないし…とぐだぐだ考えてしま…

精一杯のこと

寂しい切ない辛いという感情はどうやっても絶対になくならないけど、せめて支配されないようにいられたらと思う。振り回されたり気づかないふりをしたりしながら何かを信じていくしかない。 昔、かわいい先輩がバンドで「精一杯を今してる」って歌っててその…

ぱつんぱつんなこと

曲が全然つくれない。技術的にもそうだけど、気持ちが持っていかれてて気力が出ない。何もしないのももったいないので時々本を読んでいる。『折りたたみ北京』も少しずつ。Folding Beijingを折りたたみ北京と訳してしまうの、素晴らしいと思う。SFの短編集…

魅力的な女性のこと

ケイト・モートン『忘れられた花園』を読む。ネットで話題になっていて気になりつつも上下巻ハードカバー買うのは…と躊躇していたのだけど、もっと早く読めば良かった。1900年、1975年、2005年を生きる三人の女性の話で、三者三様に魅力的で、孤独で強くて才…

コラボさせてもらったこと

先日、ysdpm(https://twitter.com/ysdpm)さんと一曲コラボさせてもらった。原曲をysdさんがつくってくれて、わたしが歌詞を書いてピアノを弾き、ギターを重ねてくれてメインメロディを歌ってくれて、そこにysdさんが考えてくれたコーラスを乗せて、ysdさん…

サマーフィーリングを観たこと

立ち直れなくなりそうで怖くて観られずにいた映画『サマーフィーリング』が終わってしまいそうなので観に行った。年若い女性が亡くなって、その恋人や妹や家族が支え合いながら喪失を受け入れていく話。といっても、悲壮感はあまりなくあっさりしていて、過…

つくること

なんで誰から頼まれたわけでもないのに苦しんだり悩んだりしながら音楽つくるんだろうって一日一回くらい思うけど、自分のためなんだなとつくった二枚のCDを今日聴き返していて思った。歌詞を書いた時の思いとか、一緒にやってくれたひとが自分のために心を…

一人旅のこと

2泊3日で関西へ遊びに行ってきました。 昔はチケット貼ったり絵描いたりして旅日記をつくっていたのだけどその気力はとてもないので忘れないようにここに書きます。 多分8年ぶりくらいの京都は、雨なのもあって想像していたよりも暑くなかったし空いていた。…

弾き語りと恋文のこと

西永福へ、OWENを観に行った。こんなこと書いてはいけないんだろうけど、とにかく対バンの2バンドが長くて長くて…。曲もあれで、、次にくるコード当てとかしていた。演歌聴かなきゃいけないときにもやる遊び。ほぼ当たる。 ライブハウスのキャパが狭すぎなの…

お人形のこと

トイ・ストーリーはどちらかというと短編やスピンオフ作品の方が好きだったのだけど(1がしばらく苦手だったのは人間のCGが気味悪かったからだと思う)、4はとても面白かった。ツイッターで流れてくる感想でなんとなく結末は予測できてしまったものの、キャ…

思うこと

大事に思う人がいると、辛いことのほうが多い。でもいいものだなって思う。たとえ自分には何もできなかったとしても。やっぱり辛いな。 なんだかノルウェイの森を読み返したくなったので実家から今度持ってこよう。ハードカバーのフォント好きだった。今読ん…

雑多なこと

先日、仕事でとてもお世話になった目上の方に何年かぶりに会えて、嬉しさと驚きのあまり思わず手を振ってしまった。おまけに近くで話すとき「ああ歳取られたなあ、痩せちゃったなあ」と思って涙ぐんでしまい、かなり失礼だった。全然変わらないねと言われた。…

悼むこと

もうすぐ友人の命日がくる。高校からの友人で、女優みたいに美しくて、なのにとても控えめで思いやりのあるひとだった。 何か月か前、彼女のご主人から家族親戚のみで行う法要に出てもらえないかと、共通の友人とともにお誘いをいただいた。とても迷ったけれ…

夢のこと

実家で昼寝していたら祖母の家の夢を見た。東京の、もうなくなってしまった古い家。エプロンをした祖母が立っていた薄暗い台所、ところどころ軋む黒い板の間、竹藪の見える縁側、煙草を吸う祖父の寂しそうな背中。もう会えない人の住んでいたもう行けなくな…

パンチ・ブラザーズを観たこと

ブルーノート東京でパンチ・ブラザーズのライブを観た。数年前に初来日していたのを見逃してしまっていたので、念願かなって。 1stアルバムが出た時、たまたま行った渋谷のタワレコでおすすめされていて、何気なく視聴したら素晴らしく良くて即買って以来ず…

耳鼻科に行ったこと

耳抜きできないような状態と低音の耳鳴りが続き、放っておいたらカーステレオで音楽を聴いても耳が痛くなるぐらいひどくなったので耳鼻科に行った。どちらかというと塞がった感じが辛かったのに、問診票に耳鳴りと書いてしまったばかりに「耳鳴りで生きてい…

即興劇を観たこと

千葉の北の方まで即興劇を観に行ってきた。少し距離があるのでどうやって行こうか迷ったけれど、車で。首都高大好きだし初めて通る街並みが新鮮で正解だった。霧が濃くて、スカイツリーの先っぽが雲に突っ込んでいた。参加させてもらったコンピと主催の方の…

群れのこと

幾つになっても連れだってトイレに行くような人たちっているんだな。群れて歯の浮くような言葉で褒め合ったり表ではいい顔して陰口叩いたりするのって女だけなのかな。 職場は女性が少ないし、みんな自分を持っているのでなんとなくほっとする。彼女たちもプ…

褒めること

天邪鬼なので、長い物に巻かれていない人を素敵だと思う。声も小さくて目立ちにくいけれど誠実な仕事をしている人が正当に評価されているのをみるととても嬉しくなる。他の人がなかなか目の向かないところを見られる人も凄いなと思う。 以前、違う部署の無口…

「旅のおわり 世界のはじまり」を観たこと

黒沢清監督の「旅のおわり 世界のはじまり」を観た。 ウズベキスタンでぶっきらぼうな男性カメラマンたちに混じって健気に頑張る女性リポーターの成長物語、かと思いきや、そんな単純な話ではなかった。前田敦子演じる葉子がとにかく危うい。いつも不安げで…

「ヒッキーヒッキーシェイク」を読んだこと

津原泰水さんの『ヒッキーヒッキーシェイク』、やっと読み終わった。諸々の騒動があってハヤカワが最近文庫化した本。 面白くはあったけれど、正直なところ期待していたほどではなかった。登場人物の誰にも愛着を持てなくてページを捲るのが億劫になってしま…

死生観のこと

葬式もお墓も要らない、いつ死んでもいいし怖くもない、死んだら物体に戻って消えておしまい、くらいの死生観なのに、アナフィラキシー起こしてちょっと呼吸困難になったくらいでふらふら救急に行ってしまうあたり、まだまだだなと思った。楽に消えられるボ…