些末なこと

何の役にも立ちません

恐怖と浄化のこと

所用があって友人と少しだけ外で会った。大好きなひと。少し話せるだけでも気持ちが変わる。また一緒にごはんを食べたり美術館に行ったりしたい。彼女はGWに手術を控えていたのだけど、その病院がコロナの患者を受け入れておらず、他の病院に資材を譲っていて足りなかったり輸血が十分にできない可能性があったりするとのことで延期になったらしい。そんな影響もあるのだなと知る。近々無事手術を受けられるとよいけれど…。

たまたま、別の友人たちとも遭遇した。どうしているか心配していた妊婦の友人からもLINEがくる。みんな強かに、冷静に現状を過ごそうとしていて、社会や政治のこともしっかり見つめていた。そのまっとうさに力をもらう。とある医師が、情報に振り回されむやみやたらに恐怖する患者が多くてモチベーションが下がると書いていた。恐怖に踊らされて差別したり見境がなくなったりするひとが周囲にいるのはしんどいと思う。

SNSに入り浸っているとたくさんの刺激や良い作品に触れられるけれど、同時にぎらぎらした自己顕示欲や成り上がり欲にあてられてしまう(もちろん自分も含めて。日々自己嫌悪の繰り返し)ので、時々会う彼女たちにそういうものを浄化してもらっている気がする。